高齢者福祉を学ぶ新田ゼミでは、今年度「オーラルライフヒストリーの実践と“LIFE(生活?人生?生涯)”の理解」というテーマで、生活史調査について学んでいます。
2025年7月2日にはその一環として、江別市大麻地区にある「ココルクえべつ」内にあるサービス付き高齢者向け住宅「ゆうゆうじてき」にお住まいの5名にご協力いただき、「二十歳のころ」と題しての生活史調査を実施しました。
蒸し暑い午後でしたが、学生は2人1組で各居室にお邪魔し、それぞれの個性や暮らしぶりを感じ取ることが出来ました。79歳~91歳の入居者の方々が、聞き手である学生とおなじ20歳くらいの頃、どこに暮らしてどんなことをなさっていたか、将来の夢や不安はどんなことだったかを、約1時間かけてお話いただきました。
今回のインタビューデータを読み直し、課題や疑問を整理した上で、10月には同じペアで同じ方に再調査を行います。年末には調査結果を「○○さんの二十歳のころ」として作品化し、ご本人にお渡しすることで成果をまとめる計画です。
少子高齢化が問題視される一方で、かつては日常のなかに自然にあったはずの世代間交流が珍しくなっている昨今、家族以外の高齢者と若者の対話が双方に醸し出すあたたかな気持ちや互いに新鮮な発見を、参加者皆が実感できるゼミ活動にしたいと思っています。 (新田)
- 発行日: 2025.07.08
- 必威体育 人文学部 人間科学科
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